任天堂が小・中・高等学校向け授業支援システム「ニンテンドーDS教室」を開発、提供へ
任天堂が6月9日にニンテンドーDSシリーズを活用した小・中・高等学校向け授業支援システム「ニンテンドーDS教室」開発し、シャープシステムプロダクト株式会社が、販売することが発表されました。
最近、ニンテンドーDSをゲーム機としてだけではなく、教育教材としても注目されています。
この「ニンテンドーDS教室」は、従来品のパッケージソフトとは異なり、教師用パソコンと生徒用ニンテンドーDSを無線LAN(Wi-Fi※1)で接続し、教師と生徒が相互に授業をすすめることができます。
例えば、教師が与えた問題に対して、生徒から順次返ってくる解答を一覧で確認できるなど、学習の進捗状況をリアルタイムで把握することが出来ます。
また、提供されるコンテンツに加え、教師が簡単な操作で独自コンテンツを作成し、活用する事も可能とのこと。
・教師用パソコンにはネットワークアダプタを接続し、最大50台のDSを使用する事が可能。
・インターネットやイントラネット※2への接続は必要無く、教師用パソコンと生徒用DSが直接通信して利用。
任天堂 - ニュースリリース:授業支援システム『ニンテンドーDS教室』について
任天堂 - ニュースリリース:補足資料:『ニンテンドーDS教室』の概要
-用語解説-
※1
ニンテンドーWi-Fiコネクション(ニンテンドーワイファイコネクション)は、任天堂が提供する、同社のゲーム機で利用可能なネットワークサービスである。略称はWi-Fiコネクション。なお、「Wi-Fi対応」のように一部のサイトや雑誌等でWi-Fiと略されることもあるが、Wi-Fiの本来の意と被るため非公式。
まず2005年11月14日にアメリカでサービスが始まり、その後オーストラリア、イギリス、ヨーロッパ、韓国で順次サービスが開始された。日本でのサービス開始は2005年11月23日。携帯用ゲーム機のニンテンドーDS及び据え置き型ゲーム機Wiiで利用可能。
ここでの場合、Wi-Fiの方で解釈した方が正しいと思われる。
※2
イントラネット(Intranet)とは、社内等、限定された範囲でのコンピュータネットワークを構築する時に、インターネットの標準的な技術を利用することで低コスト化とベンダー独立性を高めようとするとりくみ。また、そのようにして構築されたネットワークを指す。
たとえばインターネットで普及している通信プロトコルを用いて社内の情報共有システムを構築することで、広く普及しているインターネット用のソフトウェアやハードウェアをそのまま利用でき、また標準化された技術を使うため、他社と協力してエクストラネットに拡張したりすることが容易になる。